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おわかれ

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紫陽花が綺麗に咲き誇る6月。


去る6月11日午後9時3分・・・。


家族みんなに看取られ、義母が天国へと旅立ちました。


70歳の生涯でした。


昨年の9月26日、末期のすい臓癌で余命半年と主治医に宣告された時のショックは今でも・・・。


母の性格なども考えた上、告知はしない事にしました。


出来る限り自宅で過ごさせてあげたかったのでギリギリまで住み慣れた我が家で・・・。


でも、今年の3月に入り食事もあまり取れなくなって来たので入院する事に。


4月の終わり辺りに自分の死が近い事を感じていたのか、私にありがとうと手を握りしめて言ってくれた時には涙があふれそうでしたが・・・
告知していないのでとにかくその場を必死に誤魔化して、
今思えば私もありがとうって義母に言ってあげればよかったと・・・。


でも最後の日、朝から義母と夕方まで二人で過ごせた時間、宝物です。


余命半年と宣告されましたが義母9か月もの間、本当に頑張ってくれました。


思えば28年前主人と結婚しN家に嫁ぎ義母と共に過ごした日々が走馬灯のように浮かんでます。


私が嫁ぐ日、亡くなった実家の母から言われた言葉があります。


「これからはお母さんの事は産みの親と思いなさい。そしてA君(主人)のお義母さんの事を育ての親と思って大事にしてあげなさいよ・・・・・。」


その時はよく理解出来ずにいた言葉の意味。


28年経って、そして義母を亡くして、つくづくその言葉の意味が真意が分かった気がします。



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紫陽花、実家の庭にもたくさん咲いてたなぁ。。。


3年半前に義父を亡くしとても悲しんでいた義母。


お義父さんも寂しくてお義母さんを呼んだのかな・・・。


それにしても早過ぎるよ。


お義母さんとの思い出は尽きません。


二人でよく買い物に行ったり、ランチしたり、義父が亡くなった後には二人だけで旅行にも行きました。


そんな時必ずと言っていい位いつも本当の親子に間違えられ、嬉しそうな義母の顔を見て私も嬉しかった。


子供にとって母親と言うのは幾つになっても本当に偉大な存在で


男だから口にしたり態度ににはあまり出さないですが・・・


今の主人の悲しみ寂しさは計りしれません。


私も実母を亡くした時は何かの折に触れては1年間泣いていました。


でも主人、今日からは仕事にも復帰して明るく頑張ってます。


悲しみの中、主人を初めみんなに笑顔をくれたのはririゴンでした。


わずか3歳になったばかりでもririゴンなりに状況をすごく理解していて、


お通夜の時も葬儀の時も最後まで頑張ってくれて・・・。


義母を見送り全てが終わった時にふと、ririゴンが私の目を見て言った言葉。


「ばーちゃん、もうなかな~い?もうなかない?」


思わずririゴンを抱きしめて「うんっ!もうーーーーなかないよーっ!!!もうなかないよ。」


「だって・・・ばーちゃんがないたらririゴンかなしくなるもん」とririゴンに言われたときには又泣きそうになりましたがグット堪えました。


ririゴンにも悲しい気持ちたくさんさせてたのかと思うと切なくて切なくて・・・。


その後にririゴン「ひーばーちゃん、おらんくなったね、おそらのたのしい~ところにいったと。」


いつまでもririゴンの胸の中で笑顔のひーばちゃんでい続けてください。



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お義母さん、今までほんとうに、ほんとうにありがとう。
by riri-chuchu | 2012-06-18 12:06 | 日々の出来事・・・